2013年12月17日

たわいない話(今年の漢字)

今年の漢字が12月12日清水寺本堂で発表され、同寺の森清範貫主が揮毫(きごう)した。

今年で19回目となり、全国に設置した応募箱やはがき、インターネットを通じて11月1日から12月5日まで「今年の世相を表す漢字」が募集され、今年は初めて、中国、台湾、ベトナムなどの海外からの応募も受け付けたとのこと。

2013年の「今年の漢字」には「輪」が選ばれた。2020年の東京五輪招致などが多く理由に挙げられた。2位以下は「楽」「倍」などの漢字が続いた。

揮毫を終えた森貫主は「来年も力を合わせて、『平和な輪』のつながりの世界に向けて、努力していこう」と呼びかけた。

このメッセージをぜひ、アジアの国々と緊張を高めようとしている大国にも伝えたいものだが。

そもそも「今年の漢字」は、漢字(日本語漢字)一字を選びその年の世相を表す字であるとして決定、公表される日本漢字能力検定協会のキャンペーンである。1995年(平成7年)に開始し、毎年12月12日の「漢字の日」に発表している。「今年の漢字」を書く森清範貫主の書(直筆書)は、「京都八福庵」という公許取扱処により管理されている。

【逸話】
毎年、森が練習無しのぶっつけ本番で「今年の漢字」を書き、その日の朝に漢検の理事長が茶色の封筒に糊を貼って森のところに持って来る。封筒には親展と書いてある。しかも、中に二重位に紙がしてあって、外からは見えないようにしてある。筆は穂があまり長いと墨が垂れるので書けない、短いと墨持ちが悪いので、墨持ちをさせるために一番真ん中には牛耳毛が入っている。熊野筆で、羊毛を巻いて硬い毛も巻いてある。

どうりで漢字が書かれている時、墨が豊かに延びていた訳だ。気持ちのいい書き心地に見えたのは、そのような工夫がされていたからか・・・

現在では文字をキーで打つ方が多くなってしまったが、確かに筆で字を書くのは難しく、美しく書こうとすると気を引き締めなくてはならない。しいては正しい姿勢が要求される。

そう言えば子供の時の習字の教科書に、書くときの姿勢や手さばきの注意点がのった写真があったぐらいだ。そのうえ昔は、墨汁は掟破りで、硯できちんと墨をすらされていた。

たまには、このゆるみきった精神を澄ませるために写経でもしようと思ったが、墨汁が無い、筆も硯も無い、和紙もお手本も無い。それを全て用意するところから始め、最後に道具の片づけをするところまでを空想してみた・・・

そもそも自我に根性というものが無くなっていた。
posted by WHO IS I ? at 16:07| Comment(0) | たわいない話・ささやかな名言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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