2011年09月11日

問題先送り国家

昔、子供の頃、夏休みの宿題を簡単にやれるものは早めに終わらせて、工作などの面倒と思われるものを「後でやればいいや」と先延ばしにしていて、結局、夏休みの終わりが近づいた頃のぎりぎりにやっていた。

今の日本の現状を見ていると、「財政再建」という宿題をずーーと、分っちゃいるけど先延ばしにしていたら、景気悪化、震災・原発事故復興、激甚災害復興などもっとお金のいる問題が次々と山積してきて、どんどん窮地になってしまった・・・

だからと言って、本当に国家財政は足りないのだろうか。

国家の場合、「予算が足りない」と言うと、「へーい、じゃあ税金を上げましょう」と言うことになり、「へーい、じゃあ国家公務員のお給料を少しばかり減らしやしょうか、とか、国会議員の人数減らしましょうか、それとも過去にばんばん造った箱物の莫大な維持費と本体ごと削りやしょうか」とは決して言わない。

なぜなのか・・・

唯一の立法機関である国会の中枢の人材である国会議員にとって、国民の場合には何の抵抗手段も持たないので、例え増税をしたところで、ただの「愚痴」を言うだけで終わる。その上、日本人気質特有の「忘れっぽい」ことを計算に入れれば所詮「楽」の一言に尽きる。

それに比べて、国家予算管轄の部署の「予算や人件費を削る」などと言えば、その関連組織からのピンポイント攻撃や復讐が待っているのか、それとも何か隠されたやばネタが存在しているか本人たちにしか知りえない秘密があるのか分からないが、政権公約もどきにあった20%削減どころか、削減自体やったのかすら分からない・・・

財政赤字約1000兆円を抱えている日本国という雇い主が、「震災・原発事故復興、激甚災害復興に充てる費用すら無い」なら、民間企業の平均年収より非常に高水準のお金を貰っている公務員の人件費削減など景気の悪化や震災・災害に苦しんでいる
国民の我慢とくらべたら生温い実行だ・・・

しかしそれを実行せず、国家予算の足りない分を、苦しみ抜いている国民から血税を取ったとしても、憲法には違反しない。ただ、よく国会議員が口にする国民ためと言うが、やはり最後には自分たちの保身を考えてしまう為に、結局今まで何一つ変わらなかったのだろう。それは、最終的には決定権を持つ者たちの心底にある魂の問題だからだ。

まあ政権交代時には、自民党の長期政権に贅沢にも飽きていた国民の心に、何か日本国を救国し一新してくれそうなマニフェストたるロマンを耳元で囁き、絶望まではしてはいなかったが、ちょっとした「無料お試し期間」のような気軽なつもりで今回の政権交代は実現したが・・・

しかし今政権与党も、あの政権交代時のマニフェストを完全に反故にするのなら、正道としては解散総選挙をして民意を問わなくてはならない。と言うことぐらいは分かっているのだろうが・・・それも魂の問題だ。

小説「蜘蛛の糸」のお釈迦様の垂らした蜘蛛の糸を掴んでいる主人公を公務員とみなすと、いつか蜘蛛の糸ごと切れて全員、財政破綻で1000兆円の借金が引き金になり日本国債が暴落すれば円が紙切れになり大崩壊を招く地獄行きが待っていること位も簡単に予測できるが、それでもこの国はだましだまし突き進んでいる。

しかし、何にでも果てはくるが。

「日本国はもう、そんな高額なお給料を払える状態の国では無いんですよ。」

「へへ、実はそんなこと位、とうの昔に分かっておりましたわ。でも、高額なお給料をずーーと、くれ続けてくれるもんですから。だから、黙っていた方がいいんでー。でも、こちらは、なーんも悪くはないんですよ。権利なもんでして。」

なぜこの国を救えないのかって。

それは、お得意のお金が無いふりをして、強欲な者たちが、国民には決して分からない形で財源分配をして、国民に使うべき金の部分だけを絞っている・・・かもしれなし。だから、全ての国家予算の使い道を正常化すれば、直ぐにでも問題は解決するが、それを完成させきれる者がいない。

ということは、いずれ今度は経済のカタストロフが起きるのだろうか。世界中が不況になれば世界恐慌になりかねない。それに備えて財政の健全化を急ぐ必要がある。防災は経済にも必要だ。しかし道は険しい。そう、この国家を蝕んでいる我慢の足り無い者たちが居る限り・・・

増税はそれからだ。
posted by WHO IS I ? at 00:21| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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