2012年09月19日

迷走



 「自民党をぶっ壊す」といって、日本自体をぶっ壊してしまった元総理がいたが、政権交代をして国民の長年の悲願を果たしたすえ、結果的に政治への信頼と希望をぶち壊した現与党。

 政権交代から現在に至るまでに、自分が約束したマニフェストを一生懸命に実行に移そうとやってみたが、実際に自分たちが与党の立場になってみると、詰め将棋の様に今の日本は結局、瀕死の膠着状態であったということに、やっと気が付いた頃だろうか。

 自分たちが野党だった頃、与党である自民党のやることを何の勉強もしないで思いつきばったりで反対だけすることによって国民の思いを代表しているという自負を持った自称ヒーローきどりを装って樂をしていれば良かった、「親の心、子知らず」といったところだろうか。

 もし、山の中で濃霧になった時は運転をしないほうが良いが、それでもする時は相当の経験と注意を要するものだ。今の日本を含む世界情勢は、世界勢力図も昔でいうところの発展途上国や先進国などの経済の地位も、流通や生産量などの形態も変化してきたり、資本主義社会の根幹となる物を消費する能力も昔の経済弱者といわれていた国の方が増加率が上がるなど、今までの常識といわれていた事が激変しだしている。 

 過去の日本の歴史を見ても、南北朝時代から戦国時代にかけて数百年間は分国法などにより国家統一されていない下克上時代と呼ばれる不透明な時代があった。弱者と強者の勢力が拮抗し乱世となった世界は混迷していくということである。 

 今の時代も世界情勢は、デフレと旧システムの崩壊により、古いシステムや思考が通用しなくなってきて、全世界が混迷と混沌とした状態になってきた。

 ただデフレが起きる大ざっぱな原因は、企業がコストという大義名文で市場では消費者となる従業員の報酬を減らすことにより、自分たちの企業にお金が貯まっていき、所得分配が正常に行われなくなっていくと、積り積もって世界恐慌に発展してしていくことは歴史の教科書を見れば、一目瞭然である。

 そのため市民も何を信じて、どのようにすれば良いのか不安定な状態に置かれている。確実な安定を迎えるという保障も確証もないため、人々の心に「不安」というものが広がっている。

 人々が消費をする時には、将来的な経済的安心があってこそお金を多く使おうとする。しかし、将来が不安であれば、お金を貯めようとしてしまう。いまでは、「お金をつかって楽しむというよりも、お金を貯めることのほうが安心出来て嬉しい」という気持ちにさえなってきている。

 資本主義経済では人々が消費をすることによって、金回りのベクトルを回転させることにより、所得分配を生じさせることでお金を作り出しているので、人々が貯金をしてしまってお金をつかう部分を減らしてしまえば、世界全体のお金という血液が減って虚血状態に陥り、日々体力が弱っていく。

 企業も支出となるコストを抑えるので、こちらも金の放出が日々減ってしまう、それがデフレである。そのデフレの重症化したものが世界恐慌である。それを世界は第一次世界大戦の頃から同じことをずっと繰り返してきている。

 コンピューター技術も発達し、産生機械技術も飛躍的に発達して、あの時よりは良くなっていると思っていたが、経済システムだけは資本主義という太古のシステムに頼っているために、世界経済のバイオリズムが同じような波を繰り返すのだろう。

 ということは、世界恐慌の後に何が起きるのか、厳重警戒が必要だ。

 日本国の舵取り・・・

 外交には、先手必勝、丁寧でかつ、したたかさや狡猾さも時としては必要だ。

posted by WHO IS I ? at 23:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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